3月最後の週末、私の心の中ではお花見サイクリングを予定していたのですが、主人がけぇ。のアパートのある牛久に行こう(いこう)と私の意向(いこう)も聞かずに言うので、その予定は延期となりました。
今年は暖かく桜の開花が例年より早いので、早くしないと見頃が過ぎてしまいます。
ということで、今日休暇を取りました。
先日テレビで帝釈天と浅草寺を見て、まだ行ったことのないそこへ行って、隅田川や江戸川の桜を見たいと思いました。ルートとして皇居を通りそうだから千鳥が淵の桜も見れたらいいな。
片道ゆうに50kmはあります。
でも、ここのところジョギングできなくて体の疲れもないから行っちゃいましょう。
ただ、翌日は仕事だからつらいかも。
なんだかんだで出発が遅れたのですが、今日行かないと週末には桜が散ってしまうと思ったのと、やはり思い立ったら即実行しないと気が済まない私は、予定通り帝釈天に行くことにしました。
11時に出て50km先に着くのは早くて2時か3時か。帰りは早くて6時か7時か。少し遅い夕飯になるけど行ってしまえ。
ルートは国道246をまっすぐ行って、皇居にぶつかったらチャリナビに従って帝釈天に行こうと思っていましたが、渋谷あたりで246をそのまま行く道と六本木通り行く道があったことを思い出し、チャリナビがどちらを選ぶか見てみようと思いました。
ところが瀬田の交差点のチャリナビの電源を入れたら、瀬田で右折しろと言います。なんでー?とは思ったけど、チャリナビがそう言うならと言われるまま右折しました。
おかげで、往きはとんでもなく遠回りさせられます。
遠回りしたおかげで駒沢公園の桜を観ることはできましたが、千鳥が淵の桜も浅草寺も昼間の隅田川の桜も先を急ぐため省くこととなりました。
遠かったなあ。やっと隅田川を過ぎ、帝釈天はまだかと思いながら走っていると、川を渡るたびにやっと江戸川かと思うと荒川、次は江戸川かと思うと中川。今度こそと思うとまた違う川。
いったい何時に着くの?帰りは夕飯には間に合わないね、申し訳ないけど。
急ぐので、おなかが空いても途中で休む気になりません。江戸川でお昼ご飯にしようと決めています。
ここがあの柴又ですか。寅さんシリーズは劇場も含めテレビでほとんど全作見たと思います。 サイクリングでお土産を買って帰ることはあまりないけど、ここならお土産らしいものを買えそうです。江戸川でご飯を食べて帰りにまた寄りましょう。
参道を通り抜けて帝釈天の境内に入り、時間がないので寅さん記念館と山本邸はパス。
江戸川
寅さんが腰を下ろした土手はどこだろう。矢切の渡しはどこ?桜はないのね。
そのときダーリンからメールに気付きます。定型文「お茶を買ってきてください。」
「遅くなります。今江戸川でランチを食べてます。あのチャリナビのせいだ。柴又のお土産買って行きます。」時に午後4時54分。
あのチャリナビには、牛久に行ったときダーリンも痛い目にあいましたから。
風が強くなってきて冷たく、寒くなってきました。いつもリュックに入れていたはずのウインドブレーカーがありません。今日は下はスパッツの上にジャージ、上は長袖のコンベンションスーツの上に半袖のシャツだけです。家を出るとき寒いと思ったけど、ウインドブレーカーがあると思っていたからそのまま来ました。途中では背中から汗が流れるほど暖かくもなったし。
さ、お土産を買って帰ろ
まずい、参道に戻ったら、お店が閉まっているではありませんか。5時閉店のようです。
と、寅さんシリーズの撮影にも使われたと言うとらやがまだ開いていました。そこで草だんごを買ってその先の高木屋でおせんべいを買いました。
翌日会社にはおせんべいを持って行ったけれど、「草だんごじゃないと柴又のお土産とは言えない。」と言われちゃいました。
帰りも遠い
チャリナビのバッテリーの命は4時間ですから、往路もこまめに電源を切って必要なときだけ使っていましたが、帰りにいよいよバッテリー低下の警告が頻繁に出てきました。
帰りは国道6号(=水戸街道)をずっと行って皇居に出たら国道246で帰ろうと決めました。
東京駅手前で方角がわからなくなって少し迷い、人に道を聞いてどうにか皇居に出たけど246がどっちかわからなくなってまた人に尋ねました。
夜になって暗いので建物がよくわからないのです。地図も見えにくいし。
「三宅坂から国道246に出たいんですけど、どっちでしょうか?」
「わからないわ。」
「国会前は?」
「国会議事堂ならあちらです。」
「ありがとうございました。」
やっと246を示す標識が見えました。
19:39 ダーリンにメール。「あと44キロメートル」
国会前に来てまた予定変更
ここから三宅坂に出て246に入り渋谷に出るのも、ここから六本木通りを通って渋谷に出るのも変わらないのではないかと思い、三宅坂を捨てて六本木通りに入りました。
ついてない
六本木通りを走っていると途中で右が渋谷、左がどっかへと道が2本に分かれます。右の道に行きたいのだけど、左の歩道を走っていた私は右に渡る道がみつからず、左の道に進んでしまいました。
また人に道を尋ねようと声をかけたら返ってくる声はなまった日本語。
「あ、日本語だめですか?」東南アジア系の女性でした。
この前の牛久のときといい、なんで私はいつも不適当な人に道を尋ねてしまうのでしょう。
でも、ここで、日頃のDSトレーニングの成果発揮。
「渋谷に続く向うの道に渡りたいのですが、どうしたらいいですか?」
「この道を戻って、ANAホテルの前を渡ればいいと思う。」
「ANAホテル、てインターコンチネンタルホテル(その前を通るときその文字を目にした)のことですか?」
「そう。でも渡れるかな?よくわからない。」
「近くに信号がありますか?」
「あったと思う。」
「では、向うでまた別の人に聞きます。ありがとう。」
ANAホテルの前に戻りましたが、渡れそうな道がありません。
その先で若い女性に尋ねました。
「あそこに見える地下道を通ると渡れます。」
「自転車も通れますか?」
「はい、あの入口、若しくはその先にも別の入口がありますから、どちらかは自転車が通れたと思います。」
「ありがとうございます。」
若い女性が「若しくは」という言葉を話し言葉で使ったことに心の中でウケて、言われた入口まで行きましたが、やはり階段になっていて自転車は渡れそうにありません。
仕方ないので信号まで戻って道を渡りました。
20:54 セブンイレブン池尻二丁目店前
セブンイレブンでペットボトルの飲み物を補充し、熱い缶コーヒーを店の前で飲みます。
M子にメール。「あと22.8キロメートル。11時頃には着くかな。」
この先は何も考えず、ひたすらおうちまで。のんきに歩道を走っていたら、スムーズに車道を走っている自転車あり。私も車道へ。自転車専用と書かれた道もありました。でも、駐車している車があって邪魔だったりするので、臨機応変に車道と歩道を走りました。
疲れてるときの246はしんどい
走行距離を90km越すとやはり疲れます。腿が痛くなってきた。こうしてみると、246、てアップダウンが多くて楽ではありません。
夜遅くなると向かい風になったり、風が冷たくて、体が冷えてきたら、筋肉疲れのときに体が冷えると神経痛のような体の芯に痛みを感じるのわかります?
遠かったなあ。途中で休めば少しくらいは楽になるのかもしれないけど、足が動く間は動かし続けて、信号待ちがあるおかげで休むことも出来ました。
やっと我がテリトリー
青葉台、しらとり台の文字が見えれば、もうこちらのもの。あと少しです。でも、
22:51 「やっとしらとり台。疲れたからあと4〜50分かかるかも。」とダーリンにメール。
元気なら30分で帰れます。
「頑張ってね!」だって(●^o^●)
お風呂に入って温まりた〜い
体が冷え切って痛いです。お風呂に入って芯から温まりたいです。
ダーリンは朝風呂が多いから夜入らないこともあるし、M子は自分で風呂の湯を張ることは無く、お風呂が無いとシャワーで済ます子だから、お風呂のお湯は入ってないと思います。
遅くなったからお風呂入れておいてと頼むのもおこがましいので頼めず、お風呂が入ってることは期待していませんでした。
ところが、家に着くと、ダーリンが「すぐ風呂に入れ。」と空腹でパンをむさぼっている私を制してすすめてくれるではありませんか。
嬉しいーっ!とても暖かく生き返ったような心地でお風呂に浸かりました。
今日の写真集
全体 荒川 帝釈天境内 江戸川